皆さん、初めまして☆彡
ネコの視点レポーター・通称<ネコガール>に任命された「あや」です!
今回は私の地元、岐阜県土岐市のとある有名な醸造場をレポートしにきました!!
いったい何を製造している場所なのかというと、それは日本人にとって馴染みの深過ぎる調味料である、醤油とお味噌です☆
実は岐阜県土岐市には、醤油や味噌を取り扱う「老舗中の老舗」があるということを皆さんはご存じですか?
それは、株式会社大竹醤油醸造場さん。
歴史が深く、地元を中心に多くの人々から愛され続ける味噌と醤油の美味しさのヒミツを探ります❢
ぜひぜひ最後まで、お見逃しのないようにチェックをよろしくお願いいたします!
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【24才・発酵食品ハマり中OL】【あや】ちゃん
乳酸菌も豊富! 世界規模で注目を浴び続ける日本の発酵食品
お味噌って、味わうほどにいろんな旨みが広がる万能の調味料ですよね。
私も小さいときから特にお味噌汁が大好きで、未だに日常でも欠かせない存在です。
しかも、お味噌をはじめとする発酵食品って「健康や美容に良い」と今、世界規模でとても話題なんです。
発酵食品とは、空気中にある微生物の働きで発酵をさせて、加工した食品のこと。
古くから日本食において欠かすことのできない味噌や醤油、漬物などが代表格ですね。
その素晴らしい効果はというと、
・栄養が吸収されやすく、栄養価が高い
・免疫力がアップする
・善玉菌で、腸内環境が整う
などが挙げられます。
また、発酵食品は「睡眠の質が上がる」として今何かと話題な乳酸菌飲料の「乳酸菌」も豊富に取れるんですよ。
美味しいだけでなく、身体にとっても良いことばかりの魔法の調味料、レポートするなら今しかない!!
ということで、さっそくアポを取って工場見学へと出発です!!
創業100年! 秘伝の味噌樽から覗く「大竹味噌」の深い歴史
株式会社大竹醤油醸造場さんといえば、醤油と同じくらいに代表的な商品であるのが「大竹味噌」。
店長さんのご案内のもと、伝統のある味噌樽が並ぶ神聖な場所を覗かせていただけることに!
●コチラが今回訪れた大竹醤油醸造場さん
●製造場を見せていただけることに! 味噌樽がズラリ!
●100年以上前の歴史を辿れる跡がいたるところにある、伝統歴な樽です。
●材料は豆麴がメインだそう。
コチラはこだわりのたまり醤油を見せてもらっているところ。
●コチラは米や大豆に菌をつける麹の作業をする場所とのこと。
●販売コーナーには様々なお醤油やお味噌、漬物が並んでいます♪
ズラッと並ぶ大きな樽は実際に目にするととても迫力がありました。
創業以来、ずっと同じ樽を使い続けているんですよね?
味噌の完成までにはどのくらいの日数がかかるのですか?
材料は豆麹と少し米麹と塩と水だけで味噌玉はつくっていません。
そして、100年前から残留している貴重な菌を使っているからこそ、その深みがより増していきます。
一般家庭ではつくれない、プロならではの製法です。
ところで、醤油や味噌の製造を始められたきっかけは何かあったのでしょうか?
米を集めているうちに、「自分のところでも商品を作ろう」と思い立ち、塩が手に入らなかったことから醤油の製造を始められたそうです。
そのような歴史から、大竹醤油醸造場は生まれました。
その頃から長く醤油を扱ってきた当社だからこそ、生みだす発酵食品の品質についてはどれも絶対の自信があるんです。
こだわりの粒食感が魅力の人気商品「田舎味噌」
味噌の種類には、大きく分けて米麹と麦麴と豆麹があります。
この違いは、旨みをつくるための菌をどの穀物につけるかどうか。
関東では米につける米麴が、関西より向こうでは麦につける麦麹が主流とのこと。
そして、豆に菌をつけて作られる豆麹は、岐阜県東農特有の文化なんだそうです。
私は大竹醤油醸造場さんの「田舎味噌」が大好きで、家族との食卓でも大変お世話になっています。
田舎味噌は当社の看板商品で、豆の粒を残して製造しているのが大きな特徴です。
他社ではすりつぶしてしまうことが多い中、あえて食感を楽しんでいただけるようにと手間をかけて丁寧につくっています。
岐阜県をはじめとして多くの人々から長く愛され続けることにも納得です。
味噌ができるまでの工程
どのような手間をかけて味噌はつくられていくのか。
この記事をご覧の皆様にもなんとなくイメージしてもらえるように、簡単にではありますがその一般的な工程をご紹介します♪
その1:コメの処理と麹づくり
◆1日目の夕方 ⇒ 米を洗い、一晩水につける。
◆2日目の昼 ⇒ 米を蒸し、10回以上ひねって蒸し具合を確かめる。
◆2日目の午後3時までに ⇒ 蒸した米を38℃前後までさまし、種麹を混ぜる。
⇒ 保温箱にて麹の温度を30~40℃に調節して18~20時間放置。
◆3日目の朝以後 ⇒ 移し替えて、以後35~40℃で保温(4時間置きに2回手入れ)。
◆4日目の昼頃 ⇒ 色が白くなり、麹の香りがしてきたら完成。
その2:大豆の処理
◆3日目の夕方 ⇒ 大豆をよく洗い、一晩水につける。
◆4日目の午前中 ⇒ 水につけた大豆を蒸すもしくは煮る。
◆4日目の昼頃 ⇒ 柔らかく煮えたら、充分につぶしていく。
その3:仕込み・発酵・熟成
◆4日目の午後 ⇒ 煮てつぶした大豆に麹、食塩、種みそ、水を加えてよく混ぜる。
⇒ 空気が入らないよう押しながら、混合したものをポリ袋を敷いた容器に入れる。
◆仕込み後 ⇒ 中ぶたをして重石をのせ、直射日光が当たらないところで熟成させる。
◆約半年~1年後 ⇒ 色、味、香りで判断をし、完成。
改めて工程を調べてみると、素人でも何日も手間暇かけなくてはいけないことを改めて実感しますね。
ますます味噌の素晴らしさを知れたのではないでしょうか☆
グルテンフリー! 豆麹でつくるこだわりの醤油
歴史ある大竹醤油醸造場さんならではのこだわりや特徴を伺いたいです。
桶に味噌を入れて溜まる醤(ひしお)を調味料として使ったものがたまり醤油といわれるのですが、これこそが醤油の歴史のはじまりであり、醤油の原点なんです。
そして小麦を使っていないというのも初めて知りました。健康志向の方に喜ばれる、話題の「グルテンフリー」ですよね。
また、近頃ではヨーロッパでの需要も高まっており、「グルテンフリー醤油」という愛称で多くの問い合わせをいただいているんです。
世界的に大きな広がりを見せているグルテンフリーを醤油でも美味しく味わえるのは、とても素敵なことだと思います。
醤油ができるまでの工程
醤油をつくる工程には、大きく分けて9つの作業があるそうです。
それが、下記のとおりです。
①大豆を煮て、やわらかくなったらザルで水分を切る。
②小麦を炒り、粒がなくなるまで砕く。
※大竹醤油醸造場さんはグルテンフリーですが、通常は小麦を使用することが多いです。
③大豆を広げ、種麹をまぶし、適温で待つ。
④15~18時間後に一度目の手入れ(熱を逃がす作業)をする。
⑤その10~12時間後、二度目の手入れをし、麹菌が育つまで適温で待ち、醤油麹が完成。
⑥醤油麹に食塩水を加え、容器に仕込み、直射日光の当たらないところに保存。
⑦週に1~2回フライ返しでかき混ぜて、1年~1年半熟成。
⑧バットの中にもろみを入れた濾布(ろふ)をしまい、重石をかけておく。
⑨重石によって滲み出てきた生醤油を湯せんで10分火入れをし、2~3日静かに置いて醤油が完成。
人気商品「山ごぼうの味噌漬け」と、
店長が感じるお仕事のやりがい
また、❝幻のごぼう❞と言われている希少価値の高いあざみの根(山ごぼう)を使っているんです。
通常かなりレアで手に入らないとされているこのごぼうを半年以上、自慢の味噌に漬けて提供する渾身の一品ですよ。
商品の購入者には、例えばどのような人がいるんですか?
最近ではラーメン屋さんや料理研究家さんもよくいらっしゃってくれます。
これからもどこよりも味と品質にこだわった商品を提供できるよう尽力してまいります。
こだわりの発酵食品をお探しなら、歴史のある老舗
株式会社大竹醤油醸造場さんまで
名称 | 美濃路味噌蔵元 株式会社大竹醤油醸造場 |
代表者名 | 大竹 高志 |
住所 | 〒509-5121 岐阜県土岐市土岐津町高山181−1 |
電話番号 | 0572-54-2115 ※営業電話はご遠慮ください。 |
購入はこちらから | https://www.yamagobou.com/ |
営業時間 | 9: 00~18:30 |
定休日 | 月・第3火 |
岐阜県土岐市で地元のお客さんをはじめ、県外やヨーロッパまで幅広くグルメなファンのいる大竹醤油醸造場さん。
大竹さんのお味噌が大好きな地元民としてその魅力を少しでも伝えらえられるよう、レポートやインタビューをお届けしてまいりましたが、いかがでしたか?
気になった方は、通販サイトもあるのでぜひお気軽にチェックしてみてくださいね♬
=^_^=最後まであやちゃんのレポートをお読みいただきありがとうございました=^_^=