エシカルファッションや雑貨販売、山梨を拠点としたブランド・SASTEE


 

みなさんは、普段どれくらいご自身のファッションに興味があるのでしょうか?高校生、大学生、社会人、20代、30代、そして職業や年齢、生活スタイルや性別によって、ファッションへのこだわりは異なると思います。

特に近年では、ネットショップの普及でお店に行かずに購入することが当たり前であり、安くてもある程度の品質が保てる服を購入することが簡単にできるようになりました。便利な反面、その洋服が作り出されることにより環境に良くない影響を及ぼしていることまで知っている、という方は少ないのではないでしょうか?

さて今回は、ファッションに興味があるだけでなく環境問題にも興味があるという方や、エシカルやサスティナブルなどが気になる方、環境汚染について詳しく知りたい方にぜひおすすめしたいエシカルファッションや雑貨販売をしながら環境問題について提起しているブランド・SASTEEさんご紹介させていただきます。

SASTEEさんとは

筆者
SASTEEさんについてお伺いします。まずは、こちらのお仕事を始めたきっかけやこちらで行っているサービスについて、詳しくお話をお聞かせください。
代表
私がこの仕事を始めたきっかけは、趣味でファッションが好きだったので、ファッションに関することで起業しようと考えるようになり、そのビジネスに関する本をたくさん読んで考えていました。

2020年年末頃に、1冊のSDGsの本を読んで、そこで現代の地球環境・社会問題が数多くあるのだと感じるようになり、またそこで価値観が変わったのをきっかけに「自分でも何かできることはないか?」と考えるようになりました。

そして地球環境や社会問題などについて学び、インスタグラムで発信を始めたところ、同じ想いの仲間が増えていきました。

筆者
それはとても良い本と出会い、今の活動につながるきっかけを得ることができましたね。

このブランドを立ち上げようと思ったのは何故でしょうか?

代表
色々と学んでいく中で、環境問題で一番衝撃だったのが、アパレル業界の環境問題の重大さでした。環境汚染の2番目の要因が、アパレル業界の問題だったという事実にものすごく驚いたことを今でも覚えています。

例えば、水を汚してしまうのは、服を作る過程で大量の水を使うためであり、その水は大量の汚水となり、海に流れていくので、海が汚れます。化学繊維というのは、プラスチックでできているため、洗うだけでもマイクロプラスチックが出ています。そして、洗濯後にも水が汚れ、それが海に流れ、マイクロプラスチックを魚などの海の生物が食べて、最終的には人間が食べることになっています。現代人は、1週間でクレジットカード1枚分のプラスチックを食べていると言われているほどです。

筆者
それはとても怖い話ですね。気づかないうちに、環境汚染をして、最終的には自分たちに帰ってきているということですね。
代表
はい。そして、新品、中古にかかわらず、まだ着られるのに捨てられてしまう衣服の問題を「ファッションロス」と言うのですが、これらは、服を生産しすぎて大量の余剰在庫が出ることで問題になっています。

ファッションロスの洋服はゴミになるのみで、さらには燃やすことでCO2が発生するなど、いいことがひとつも起こりません。しかし、日本では未だこのファッションロスの認知がとても低いというのが現状です。

私はファッションが好きだからこそ、アパレル関係の問題にアプローチできるものにしようと思ったので、2022年3月にSASTEEをスタートしました。

筆者
こちらのブランドはどういった思いがあるのでしょうか?
代表
まず「エシカル」と言う言葉を最近よく聞くようになりましたが、エシカルとは、地球環境や社会問題に対して良いとされるものであり、そのような商品を購入することを「エシカル消費」といいます。つまり、人や社会、環境に配慮した消費行動をするということです。

私は、SASTEEを通して「エシカル消費」の考えを広めたいと思っています。物を買う時は、購買理由をちゃんと意識してほしいと思っていますし、私のブランドでは、生産する過程で環境問題を意識した商品しか置かないようにしています。

また環境問題だけでなく、社会問題も重視したいと思っていますので、生産者を搾取していないフェアトレードの意識も大事にしています。

海外ではすでにエシカルやサスティナブルがトレンドになっていますが、 日本はまだエシカル後進国なので、当ブランドを通じて広めていきたいと考えています。

エシカル消費では、オーガニックコットンを使用した商品を消費するのが主流です。オーガニックコットンは、普通のコットンに比べて、作る過程で使う水が通常のコットンの10分の1です。普通の綿のTシャツ1枚に対して使用する水は2700リットルですが、オーガニックコットンのTシャツであれば270リットルになり、栽培する過程では無農薬を徹底しているので環境にも優しいと言えます。

 

商品へもとことんこだわります

SASTEEさんがこのお仕事をされていて、こだわっていることなどありましたら教えてください。
代表
まず取り扱う商品にはこだわっており、フェアトレード・サスティナブル・エシカルを意識した商品のみをラインナップしています。また、環境問題や社会問題に配慮した商品を取り扱うことはもちろん、ファッションとして見た目も重視ししています。なので、環境問題などにこだわりつつも「かっこいい、かわいい、おしゃれ」なアイテムだけ置いています。

実際に私が何種類も使って試してみてから、使い心地などが良いものだけを販売していますし、カジュアルで、日常的に取り入れやすいデザインのものを選んでいるので、エシカル=かっこいいというイメージになってほしいと思っています。

普通の人には受け入れられにくいというイメージもあるかもしれないですが「デザインがシンプルすぎて日常的に使えなさそう」というイメージにならないよう、普通の人には受け入れられにくいものを取り扱わないよう気をつけています。

ハードルが高いものではないと知ってもらうためにも、日常的に手に取りやすくすることが大事なはず。たとえ環境に良くても、デザインが微妙だったら誰も手に取らないので 「かっこよくエシカルを楽しもう」がモットーです。

 

地球に感謝しつつ自分もファッションを楽しむ

代表が、実際にこのお仕事をしていて、大切にしていることなどはありますか?
代表
少し大袈裟になるかもしれませんが、地球に生かされているという感謝を持って、地球へのGIVEとしてエシカルを広めたいと思っています。そして地球からGIVEを貰ってるので、貰ってるばかりじゃかっこわるいからこっちからもGIVEをしましょう。そして、最終的には自分たちにもGIVEがかえってくる=地球環境に貢献となれば良いなと思っています。

つまり、自分の人生の目的は「貢献」だと思って、このブランドを運営しています。

ありがとうございます。それでは最後に何か伝えておきたいことがありましたら、ぜひお話ください。
代表
ただ、自分だけが良いというファッションの楽しみ方は、もう終わりにしませんか?ファッションを楽しみつつも、環境に配慮した服を選ぶことで、普段自分たちが生かされている地球へ貢献することへもつながります。

ブランド名のSASTEE(サスティー)は、サステナブルからの造語でこの名前にしました。サスティーでは、カジュアルにサステナブルをという理念に加え、環境、社会に対して考えるきっかけとしてブランドを運営していますので、いろんな方にその想いが伝わればとも思っています。

 

エシカルファッションや雑貨販売のブランド・SASTEEさん

名称 SASTEE
代表者 吉岡 竜次
定休日 土日祝
営業時間 11:00~20:00
電話番号 070-8962-6779
WEBサイト SASTEE

今回は、エシカルファッションや雑貨販売をしながら環境問題について提起しているブランド・SASTEEさんをご紹介しました。

自分たちが普段身につけているファッションが、環境を汚染しているということは知りませんでした。ただ自分だけが楽しむファッションを見直すというのは、考えさせられるものがありますね。

SASTEEさんでは、そんな環境問題などを含む地球で起こる様々な問題を意識しつつ、ファッションも楽しめるような提案をされているので、興味や関心を抱いた方はぜひ一度、SASTEEさんのブランドを手に取ってみてはいかがでしょうか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

MNI SELECTION専属ライターです。
お店やサービス新商品などを中心に紹介しており実際に話を聞いてみたり、体験してみたりすることによって、ネット上のどのクチコミよりも正確で正直な内容を執筆しています。
インターネットでサービスや商品を購入したりする方が真に求めるサービスや商品に出会って欲しいと考えています。