自然なお産がしたい、その想いを大切にする高槻市のあかり助産院


 

出産というのは、女性にとって人生の中でも一大イベントでもあるといわれています。現代で出産をしようと思うと、主に産婦人科のある病院で行われることが一般的ですよね。しかし、病院というのはとてもたくさんの妊婦さんを抱えているので、なかなか親身になってひとりひとりの妊婦さんや出産に寄り添うことが難しいという現状もあります。

病院では、妊婦さんが出産するときにどうしても医療的な施術がメインになってしまい、心や身体のケアは二の次になりがちというのも事実です。その結果、自然なお産ではない施術が行われてしまい、出産後の妊婦さんに痛みが残り、心のケアも必要になるといったケースもあります。もちろん、病院での出産は安全性が確保されているので、安心して産めるというメリットはありますが、女性の心のケアまではできなくなるというデメリットもあります。

さて今回は、そんな出産に関してのお悩みや、自然な出産をしたいと考えている方にぜひおすすめしたいあかり助産院さんにお話をお伺いしてきました。こちらでは、実際にどのような出産をすることができるのか、このお仕事を始められたきっかけや出来事、そしてご自身のお仕事に対してどのような想いがあるのかなど、より具体的な内容を詳しく代表に聞いていこうと思います。

あかり助産院さんとは

筆者
あかり助産院さんについて、まずは詳しくお話をお聞かせください。こちらのお仕事を始められたきっかけや過去の経験などありましたら、ぜひ教えてください。
代表
はい。私は、このお仕事を始めるまで、大学病院で23年間助産師をしていました。病院という場所は、基本的にいつも忙しく、時間の余裕がほとんどありません。なので、いざ妊婦さんがお産をする際には、会陰切開(えいんせっかい)をすることが、当たり前とされていました。そして病院には、男性の医師が多いので、まず切ってからその後に縫ってしまえば良いという考え方が普通にあった為、産後に切った後が痛くて座れないお母さんたちはたくさんいました。その状況をいつも助産師としてみていたのですが、病院で医療行為を行うのはとても大事なことですが、その施術をしなくてもいい人にまで病院の都合で行われる環境や医学の教育に、疑問を感じていました。そして病院では、心の不安など母親のメンタルケアまでできていないので、結果としてお母さんの気持ちを無視したままのことが多く、産後に鬱になるケースも多発しています。そのような現状から、「お母さんのことをもっと優先してあげたい、もっと楽に産んでほしい、母親に寄り添った子育てを支援していきたい」と思うようになり、助産院を始めることにしました。

 

筆者
なるほど。病院での現状は良くないと感じたからこそ、ご自身で自然なお産がサポートができる場所を作ろうと思ったのですね。きっと同じように感じている妊婦さんには、必要な場所だと思います。
代表
はい。大体のお母さんは、赤ちゃんが元気に産めることが出来れば良いと考えるため、病院で起こる施術の痛みや出産の痛みは我慢して受け止めてしまいます。しかし、ゆっくりと余裕を持って時間をかけることで、普通のお産ができることを知っている人はとても少ないので、この「自然なお産ができること」を世の中にもっと広めていきたいですね。実際に、助産院で出産する人は、出産する妊婦さん全体の2%しかおらず、助産院でお子さんを産めることを知らない人が多いです。なので、自然なお産がしたい、家族で一緒に産みたいという人に助産院はとてもおすすめです。
筆者
自然なお産ができる場所があるということは、初めて知りました。
代表
今では、当院で実際に自然なお産をしてお子さんを産んだお母さん方が、知り合いの妊婦さんにその体験を伝えてくださっているので、ありがたいことに自然に広まっています。病院での出産に疑問や不安を抱えている方は、ぜひ助産院での出産を知っていただいた上で、ご検討くださればと思っています。

 

お母さんを褒めることが大切

筆者
代表が普段からお仕事をする上で、心がけていることなどはありますか?
代表
「お母さんになったんだから」という言葉で、お母さんはお子さんに対して完璧でなければいけないとなってしまうことはとても多くあります。ですが、お母さんになったとしても、お母さんも人間なので、完璧じゃないということは大前提にあります。なので、ご来院されるお母さんには、完璧じゃなくてもいいことをまず認める、そして常に褒めるようにしています。例えば、妊娠中に極端に体重が増えると、糖尿病などのリスクがあるので、食事に気をつかえるような提案を優しく行い、運動をしてたら「頑張ってるね」と伝えます。その行動を肯定的に受け止め、褒めるようにしているんです。病院に行って聞くまでもないことで、赤ちゃんについて不安があると相談があった時には「赤ちゃんのことをよく見てますね」と、まず声かけをしてあげ、母親の不安をうまく解消できるようにすることを大切にしています。そして妊娠中の方に対しても、自分で産むという気持ちをもってもらうように、できるだけ自発的な気持ちを育てられるように促すことをしています。
筆者
そうですね。世の中のお母さんは褒められることよりも、頑張ることを求められることの方が多く、何かにつまずくと自分を責めて疲れているという方を多く見かけます。
代表
はい、だからこそあかり助産院では、様々な講座も行っています。大学病院で働いているときからマタニティヨガなども教えていましたが、当院以外でお子さんを生んだお母さんたちの産後ケアができていないという現状から、お母さんたちに対して、講座を通して幅広く支援をしていきたいと思っています。講座では、離乳食講座や味噌作り、防災講座など、出産に限らずニーズのある様々な講座を行うようにしています。こういったママ向けの講座を開くことで、参加するお母さん同士のコミュニティが生まれ、ベテランの子育てママさんからもいろいろ教えてもらったり、知識が広がったりするので、育児への不安解消やストレス発散にも繋がっていくと感じています。人と比べる必要はないのですが、自分の家以外のお子さんを見ることで、ご自身のお子さんの成長も実感できると思います。

 

助産院での出産について

筆者
病院と助産院での出産との違いについて具体的に教えてください。
代表
そうですね。まず助産院では、布団の上で出産をすることができます。病院と違って、医療行為ができないので、出産時にリスクがある方は難しいですが、条件を満たした健康な妊婦さんであれば、病院の分娩台ではない布団の上でお子さんを産むことができます。またあかり助産院は一軒家ですので、まるで妊婦さん達の実家のような雰囲気になりやすく、緊張がほぐれます。そして、当院では、家族の立ち合いの元で出産ができます。病院は、コロナ前ですと2人までの立ち会いが可能でしたが、今はコロナの影響で立ち合いができないようになっています。助産院であれば、自分たちでコロナによる体調不良がないかなどをまず確認してもらって、自己責任にはなりますが、ご家族全員での立ち合いにて出産ができます。

 

筆者
ありがとうございます。それでは最後に、今後の目標などありましたら教えてください。
代表
はい。助産院での出産は、病院とは異なり、妊婦さん専属の担当助産師が常に着くことになります。病院では、毎回診察してもらう看護師さんが違う場合がほとんどですが、助産院では妊娠から出産まで同じ人が担当するので、安心感があり、お母さんの性格も把握できることから、安心して出産に臨むことができます。信頼できる助産師やご家族にサポートされながら、自然な出産をしたい方は、ぜひ当院へご相談ください。

 

自然なお産がしたい家族と協力して出産したいという方はあかり助産院さんへ

名称 あかり助産院
代表者 西村 美津子
住所 大阪府高槻市宮田町3丁目1-19-1
定休日 土曜日の午後、日曜日、祝日
営業時間 月曜日~金曜日:9時~17時
土曜日:9時~12時
WEBサイト あかり助産院

いかがでしたでしょうか。 今回は自然なお産がしたい・家族と協力して出産したいという方をサポートするあかり助産院さんをご紹介しました。

病院での出産が不安、家族に立ち会ってもらって出産をしたい、もっと自然なお産がしたい、産後のことまで相談できる場所が欲しいという方はぜひあかり助産院さんにご相談してみてはいかがでしょうか。

きっと今抱えている出産に対してのお悩みもしっかりと聞いてくださり、良い方向へアドバイスしていただけることと思います。まずはお気軽にお問い合わせしてみては、いかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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